種をまく日々

生き下手人間の奔走する日常

価値観の上書き

昨夜の訳のわからない投稿から1日。生理もようやく来たのでぐったり_(:3 」∠)_

そんな今日は、お部屋の整理をしていました。

そして実家に持ち帰る決意をした大好きな漫画、「NARUTO」。やはり今の状態でも全巻読み返すのは少々危険だと判断しました💦

以前も少し触れていましたが、訳あってNARUTOからは数年間距離をとっていました。その訳というのは、「感情移入しすぎる」ということです。

私の学生時代はNARUTOとともにあったと言っても過言ではなく、それほど当時は登場人物たちに感情移入をしたり、SNSでナル友さんたちと創作・語り合いを楽しんだりしていました。しかし、就職を目の前にした大学4年生でその時間の使い方に疑問をもつようになり、NARUTOから少しずつ距離を置くようになりました。実際、学生という保護された立場で時間的にも余裕がある状態だったからこそ、時間も気力・体力もかけて思う存分作品に没頭できたところはありました。

没頭していた当時は、感動して大きく心が揺さぶられたりつらい境遇にある登場人物たちを思って号泣したりという頻度がかなり高い状態にありました。その後適応障害を発症し、社会人になると、私生活をおくりながらのその没頭の仕方はかなり疲れるということに気づきました。HSP気質も関係あるのか、作品の内容だけでなく主題歌やOP・ED映像だけでも泣いてしまうくらいに気持ちが揺さぶられるので、その頻度が高いと現実世界に費やせるエネルギーまで減らしてしまうというか…好きなことであるはずなのに、いざその世界に没頭すると数日間現実世界に戻ってくるのがつらくなり、気持ちが大きく動きすぎて疲れるという難点がありました。

今日もお部屋の整理をしながら何巻かパラ読みしただけでも、心のエネルギーをかなり使った疲労感があります。「尊い…🙏」と思いながら生気まで抜ける感覚というか笑 ほんと私の場合、好きな対象との距離感が本当に難しいです。多分没頭しちゃダメなタイプなんだと思う。こういう傾向、何かで定義されてないかな〜〜好きなことは自信にもつながるとは分かったけど、没頭はしない方がいいなんて距離感難しすぎる笑

 

とまあマイナスのようなことばかり書き連ねましたが、NARUTOが大好きな気持ちも、本当はNARUTOの世界に没頭したい気持ちも変わらないわけで。

今日は本当に大好きなガイ先生の話を見て泣いておりました。語ると長くなるから語らないけど、今の自分に刺さった言葉だけ紹介。ダイパパの「己の努力を謝るな、お前の努力に失礼だぞ」という言葉と、ガイ先生の「自分を信じない奴なんかに努力する価値はない」っていう言葉です。

漫画NARUTOより

漫画NARUTOより

「リー、不安になるよね、分かるよ分かるよ〜(;ω;)」と思いながら、自分にはこういう不安を弱い気持ちと決めつけて受容もしないどころか責めて虐めてたあたりを思い出して我ながらちょっと引きました😇厳しい言葉だけど、これをちゃんと受け止めて変われたらかなり強くなれると思う、ほんとに。岸本先生は一体どうやって生きてきたらこんな素晴らしい漫画を描けるんでしょうかと思うことX回…🙏
やはり、自分を客観視することもできていないままただ作品に没頭していた学生時代と、適応障害を乗り越え自分と深いところで向き合っている現在では、作品の見方・感じ方が全く違うと実感しています。何なら、登場人物たちに感じる愛情も倍になってる気がする👼だからこそ全巻読み直したいんだけど、今の私がそれをやると多分また何も手がつかなくなるくらいに没頭してしまう😇ので、もう少し落ち着いたら3巻ずつくらいのペースで読み直したいと考えています(^_^;)


昨夜、「自分と向き合うこと」自体が自己防衛の一つだったと分かり、改めて振り返ってみると、そりゃあ家や学校という逃げられない環境がストレスそのものだったら、適応するには外界から自分の心を閉ざして守るしかないし、結果的に内向的になるよなと気づくことができました。そのことに気づけると、「本当によく頑張ったね、お疲れ様」と、上辺・形だけでのものではなく心の底から今までの自分を労わることができて、胸の辺りに詰まっていたものがすっと無くなったような感覚がしました。無意識に構築されてきた癖や習慣について客観的に気づいて理解するというのは難しいことですね。

とても大事なことに気づけたからか、これまでイメージした時に笑顔を見せることがなかったインナーチャイルドが、打って変わって、私に対してキラキラした笑顔を向けてくれるようになっていて衝撃でした。まだ完全に心を許しきっているようには思えませんでしたが、これから何度も気持ちを汲んであげたり労って認めてあげたりしていくことで、徐々に心を開いてくれるようになる気がしています。

大好きなNARUTOの見方・感じ方も、自分自身に対する見方・感じ方も、歳を重ねるにつれて変化していて、その変化に戸惑ってしまう自分が相変わらずいます。子供の頃からずっと同じままの人なんてそうそういないと理屈では分かっているのに、自分が変わることについては「変わってしまって良いんだろうか」と戸惑ってしまうという。良いんです!!良いんだ!!って言葉では分かっているはずなのに、何事も徐々にしか受け入れていけないものなんだな。人間って難しいね。